鳥網(読み)トナミ

デジタル大辞泉 「鳥網」の意味・読み・例文・類語

となみ【網】

《「とのあみ」の音変化》鳥を捕るためにしかける網。とりあみ。
「あしひきのをてもこのもに―張り」〈・四〇一一〉

と‐あみ【鳥網】

とりあみ

とり‐あみ【鳥網】

木と木との間に張って、鳥を捕獲する網。とあみ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鳥網」の意味・読み・例文・類語

となみ【鳥網】

〘名〙 (「鳥網(とのあみ)」の変化した語) 鳥を捕えるために木の枝などに張る網。とあみ。とりあみ。
万葉(8C後)一七・四〇一一「あしひきの をてもこのもに 等奈美(トナミ)張り」

と‐あみ【鳥網】

長塚節歌集(1917)〈長塚節〉明治三三年「押し照れる月夜さやけみ鳥網(トアミ)張る秋田の面に霧立ちわたる」

とり‐あみ【鳥網】

〘名〙 木の枝などに張り渡して、鳥を捕獲する網。となみ。とあみ。〔十巻本和名抄(934頃)〕

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普及版 字通 「鳥網」の読み・字形・画数・意味

【鳥網】ちようもう

鳥あみ。

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