鼻腐(読み)ハナクタ

デジタル大辞泉 「鼻腐」の意味・読み・例文・類語

はな‐くた【鼻腐】

鼻の欠け落ちること。また、鼻を損じて声のはっきりしないこと。
上り口には―の中年増」〈滑・浮世風呂・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鼻腐」の意味・読み・例文・類語

はな‐くた【鼻腐】

〘名〙 (「はなぐた」「はなくだ」とも)
① 鼻の欠け落ちること。梅毒などで鼻をそこねて声がはっきりしないこと。また、その人。
※俳諧・六百番誹諧発句合(1677)一二二番「鼻くたも袖にはかほる花見かな〈朝徹子〉」
② 低い鼻。
洒落本跖婦人伝(1753)「鼻凹(ハナグタ)の見にくきをわらへば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android