化学辞典 第2版 「β-ラクトグロブリン」の解説
β-ラクトグロブリン
ベータラクトグロブリン
β-lactoglobulin
反芻動物の乳汁中に含まれる単純タンパク質.牛乳の場合,カゼインを除いた残りのタンパク質(乳中全タンパク質の20%)の55% を占める.硫酸ナトリウムによる沈殿,透析後,等電点沈殿によって結晶化される.1934年,A.M. Palmerによって結晶化された.分子量3.5×104.2本の等しいペプチド鎖よりなる球状分子である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報