「コミック・ガンボ」(読み)こみっくがんぼ

知恵蔵「「コミック・ガンボ」」の解説

「コミック・ガンボ」

フリーペーパー、フリーマガジンの隆盛を追うように、2007年1月、「世界初」という触れ込みで創刊された無料マンガ誌。発行は、東京・秋葉原本拠を置くベンチャー企業、デジマ。決まった場所に置かれたものを希望者が持ち去る方式ではなく、首都圏一帯の主要なJR駅前で、毎週決まった時間にスタッフが配布していた。創刊号のラインアップは江川達也の「BOCCHAN 坊っちゃん」、板橋しゅうほうの「G-Cup」など有名マンガ家の新作、村上もとかの「岳人列伝」の再録など。首都圏に通勤通学する20〜40代の男性を読者に想定していたとみられ、女性アイドルのグラビアページなどもあった。広告を主な収入源とする通常のフリーマガジンと異なり、ウェブサイトで公開しているバックナンバーを読むための会員登録料(月額500円)が収入のだったが、会員数は思うように伸びず、同年12月に発行された48号限りで休刊した。

(鈴木繁 朝日新聞記者 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報