秋葉原(読み)あきはばら

日本大百科全書(ニッポニカ)「秋葉原」の解説

秋葉原
あきはばら

東京都千代田区北東端にある一地区。JR総武(そうぶ)、山手(やまのて)、京浜東北線およびつくばエクスプレス、東京地下鉄日比谷(ひびや)線の秋葉原駅を中心とする。行政地名としては、駅東側が千代田区神田花岡町、神田佐久間町など、おもに駅西側に集中する電気店街の大部分は同区外神田にあたる。1869年(明治2)防火のため火除(ひよけ)地が設けられ、1870年火伏せの秋葉神社(あきばじんじゃ)を祀(まつ)ったことから秋葉原(あきばっぱら)といわれたのが地名の由来。江戸時代は下級武士の居住地域。1890年日本鉄道会社が駅を開設、1928年(昭和3)東北本線の貨物駅に接して神田青果市場(1989年廃止)ができた。第二次世界大戦後、闇市(やみいち)が立ったのをきっかけに、電気製品の問屋、小売店街として発展している。

[沢田 清]

 神田青果市場跡地には東京都が推進する秋葉原再開発事業「秋葉原クロスフィールド」が建設された。また、筑波(つくば)研究学園都市へ通じるつくばエクスプレスも秋葉原を起点としている(2005年開業)。

[編集部]

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百科事典マイペディア「秋葉原」の解説

秋葉原【あきはばら】

東京都千代田区北東部,JR秋葉原駅周辺の地名。東北本線と総武本線が2重高架をなして交差し,地下鉄日比谷線も通じる交通の要衝で,2005年8月に茨城県つくば駅と結ぶ〈つくばエクスプレス〉が開業。駅前一帯は電器製品の卸・小売店の集中地区である。2006年3月再開発による秋葉原クロスフィールドが完成。
→関連項目神田

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「秋葉原」の解説

秋葉原
あきはばら

東京都千代田区台東区にまたがる JR秋葉原駅周辺の地区。1989年まで東京都中央卸売市場神田市場があって,青果物が集散されていたが,同年大田区に移転した。地名はかつて秋葉神社をまつり,防火のための空地としたことに由来する。家電量販店が集中する通称電気街は,千代田区外神田に属する。

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デジタル大辞泉「秋葉原」の解説

あきはばら【秋葉原】

東京都千代田区の地名。京浜東北線・総武線・山手線の交差する秋葉原駅を中心とし、周辺は第二次大戦後、電気製品商店街として発展。明治時代にまつった秋葉あきば神社に由来する名で、もとは「あきばはら」。

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精選版 日本国語大辞典「秋葉原」の解説

あきはばら【秋葉原】

東京都千代田区北東部の地名。JR秋葉原駅を中心に電気製品街として発展。地名は、明治時代に勧請の秋葉(あきば)神社に由来し、もとは「あきばはら」。

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世界大百科事典 第2版「秋葉原」の解説

あきはばら【秋葉原】

東京都の千代田区と台東区にまたがる地名。JR秋葉原駅周辺の外神田1・3・4丁目,神田佐久間町1・2丁目一帯を指す。1869年(明治2)12月の火災以後,火よけ地を置き,70年に秋葉神社をまつり,秋葉ヶ原と称したことに由来する。かつては〈あきばはら〉と呼ばれていたが,駅名の〈あきはばら〉の方が一般化した。神田川北岸に位置し,江戸時代から町屋(商店街)として発達してきた。JR山手・京浜東北両線と総武線が交差し,貨物駅もあり,また駅に隣接してあった東京中央卸売市場神田分場は1989年,大田区東海の東京卸売市場大田市場(38万6000m2)が開設されて移転した。

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