あさず

精選版 日本国語大辞典 「あさず」の意味・読み・例文・類語

あさ‐ず

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「あす(填)」の未然形に打消の助動詞「ず」の付いたものか ) (杯を)満たしたままにしておかないで、すなわち、残さずにの意。また、「あさ」は「あす(浅)」で、(杯を)浅くしないで、なみなみとついでの意とも、干さずに、続けての意ともいう。
    1. [初出の実例]「神(かむ)寿(ほ)き 寿き狂ほし 豊寿き 寿き廻(もとほ)し 献(まつ)り来し 御酒(みき)ぞ 阿佐受(アサズ)(を)せ ささ」(出典古事記(712)中・歌謡)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む