あさず

精選版 日本国語大辞典 「あさず」の意味・読み・例文・類語

あさ‐ず

連語〙 (動詞「あす(填)」の未然形に打消の助動詞「ず」の付いたものか) (杯を)満たしたままにしておかないで、すなわち、残さずにの意。また、「あさ」は「あす(浅)」で、(杯を)浅くしないで、なみなみとついでの意とも、干さずに、続けての意ともいう。
古事記(712)中・歌謡「神(かむ)寿(ほ)き 寿き狂ほし 豊寿き 寿き廻(もとほ)し 献(まつ)り来し 御酒(みき)ぞ 阿佐受(アサズ)(を)せ ささ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android