アジュルン城(読み)アジュルンジョウ

デジタル大辞泉 「アジュルン城」の意味・読み・例文・類語

アジュルン‐じょう〔‐ジヤウ〕【アジュルン城】

Qala'at Ajlun》ヨルダン北西部の都市アジュルンにある城塞跡。市街を見下ろす丘の上に位置する。12世紀末、アイユーブ朝の創始者サラディンの甥により、十字軍への防備のために建造。その後、13世紀にモンゴル軍の侵略により破壊されたが、マムルーク朝第5代スルターン、バイバルスにより修復された。同国を代表する中世アラブの軍事建築の一つとして知られる。カラートアジュルンカラートアルラバド

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android