改訂新版 世界大百科事典 「アティック」の意味・わかりやすい解説 アティックattic 古代ローマ建築の正面最上部を成す帯状壁面。コーニスによって正面を構成する主たるオーダーから区別され,付け柱,銘板,浮彫などで装飾された。背の低い付け柱がアッティカ風と通称されたことにちなむ名である。本来は屋根こう配を隠し,正面を方形に整えるための装飾壁であったが,ルネサンス時代以降の宮殿・住宅建築ではこの壁に対応して窓が設けられ,新たな階が付加された。このため,この最上階すなわち屋根裏部屋もアティックと呼ぶようになった。執筆者:日高 健一郎 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「アティック」の意味・わかりやすい解説 アティックあてぃっく →屋根裏部屋 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by