屋根の裏側にあり、屋根の小屋組のすきまを利用してつくられた部屋。物置やアパートの安い居室として使われる。下方は天井により区画されている。建物は木造や鉄骨造の場合が多い。草葺(ぶ)き民家の場合は、地方によって「つし」(全国的)、「あま」(飛騨(ひだ)、北陸)、「たな」(東京三多摩)などの呼称があり、物置、蚕室などに利用する。瓦(かわら)葺き屋根の場合は、和小屋のままでは利用しがたく、「小屋裏」と称される。まれに登り梁(はり)構造などとして、使用人の居室、物置として利用する例もある。採光や通風に限りがあるので、用途に応じて照明や換気のための設備を取り付ける必要がある。天井に設けられた簡易扉から、梯子(はしご)または可動式階段を伝わって出入りする。独立性が非常に高いので、プライバシーを重んじる現代の人々に見直される傾向にある。
なお、古典建築において軒蛇腹(コーニス)上に装飾などのためにつくられた壁の部分(中二階にあたる)をアティックatticといい、のちに屋根裏部屋もアティックとよぶようになった。
[中村 仁]
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