屋根裏部屋(読み)ヤネウラベヤ

デジタル大辞泉 「屋根裏部屋」の意味・読み・例文・類語

やねうら‐べや【屋根裏部屋】

屋根裏2

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精選版 日本国語大辞典 「屋根裏部屋」の意味・読み・例文・類語

やねうら‐べや【屋根裏部屋】

  1. 〘 名詞 〙やねうら(屋根裏)
    1. [初出の実例]「その荒涼たる屋根裏部屋へ踏み入ったものが誰一人なかった訳ではなかった」(出典:死霊‐三章(1946‐48)〈埴谷雄高〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「屋根裏部屋」の意味・わかりやすい解説

屋根裏部屋
やねうらべや

屋根裏側にあり、屋根の小屋組のすきまを利用してつくられた部屋。物置やアパートの安い居室として使われる。下方天井により区画されている。建物は木造や鉄骨造の場合が多い。草葺(ぶ)き民家の場合は、地方によって「つし」(全国的)、「あま」(飛騨(ひだ)、北陸)、「たな」(東京三多摩)などの呼称があり、物置、蚕室などに利用する。瓦(かわら)葺き屋根の場合は、和小屋のままでは利用しがたく、「小屋裏」と称される。まれに登り梁(はり)構造などとして、使用人の居室、物置として利用する例もある。採光通風に限りがあるので、用途に応じて照明や換気のための設備を取り付ける必要がある。天井に設けられた簡易扉から、梯子(はしご)または可動式階段を伝わって出入りする。独立性が非常に高いので、プライバシーを重んじる現代の人々に見直される傾向にある。

 なお、古典建築において軒蛇腹(コーニス)上に装飾などのためにつくられた壁の部分中二階にあたる)をアティックatticといい、のちに屋根裏部屋もアティックとよぶようになった。

中村 仁]

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「屋根裏部屋」の解説

やねうらべや【屋根裏部屋】

屋根の裏側の小屋組みの部分にできる空間を利用して作った、天井が斜めになった小部屋。建築・インテリアでは「ロフト」「アティック」「グルニエ」などともいい、収納スペースとして用いるほか、断熱や通風を工夫して居住性を高め、書斎アトリエ、子供部屋などに利用することもある。

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