岩石学辞典 「アドウブ」の解説 アドウブ 風成起源らしい石灰質粘土で,米国西部の半乾燥草原や盆地に見られる.粉々にした場合には結合力が欠けているようであるが,黄土に似て,特に乾燥気候の場合には安定な垂直の崖を作ることができる.麦藁(むぎわら)を混ぜて強さを出して日干し煉瓦を作るのに用いられる[Russell : 1889].語源はメキシコのアドベ(adobe)による[隅田 : 2002]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報