20世紀西洋人名事典 「アナパウケル」の解説
アナ パウケル
Ana Pauker
1893 - 1960.6
ルーマニアの政治家。
元・ルーマニア外相。
モルタヴィア生まれ。
旧名ラビノビッチ。
別名マリーナ。
ユダヤ教聖職者の娘として生まれ、1915年社会党に入党し、ストライキ闘争などで頭角を現す。マルセル・パウケルと結婚し、’21年の共産党結成には夫と共に参加。’25年、’35年と2度逮捕され、’40年ソ連・ルーマニア間の囚人交換でソ連に渡る。’44年帰国、党書記、政治局局員となり、’47年には外相に就任し、実験を握る。’52年党内のモスクワ派追放の粛清のため、政治局、中央委員会から追放されたほか、外相も解任され、さらに党からも除名され自宅監禁となる。その後、ブカレストに戻り、文官、翻訳者を務める。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報