ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アハル州」の意味・わかりやすい解説 アハル〔州〕アハルAkhal トルクメニスタン中南部の州。州都アシガバート。イランと接する南西境に沿ってコペトダグ山脈が連なるほかは,ほぼ全域がカラクム砂漠にある。南東部のテジェン川流域,コペトダグ山麓のカラクム運河沿岸,およびオアシスがおもな居住地帯で,これらの地域で綿花,野菜,ブドウその他の果樹などの栽培が盛んである。カラクム砂漠では牧羊が行われている。州都のほかテジェン,ベズメイン,ゲオクテペ,バハルデンなどの都市があり,トルクメニスタンの工業地域の一つとなっており,綿・絹織物,絨毯,ガラス,セメント,皮革,食品などの工業が発達している。州の交通はコペトダグ山麓にほぼ沿って延び,多くの都市を結んでいる鉄道,ハイウェーが中心である。面積9万 5400km2。人口約 70万 5000。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by