日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 アブラハム・ア・ザンクタ・クラーラあぶらはむあざんくたくらーらAbraham a Sancta Clara(1644―1709) オーストリアの説教師、風刺家。南ドイツの下層民の出。アウグスト派修道僧。33歳でウィーンの宮廷説教師となり、華麗な弁舌で民衆の人気を博した。卑俗さもいとわぬ表現力豊かな文体に修辞術を巧みに用いて、カトリックの不寛容な立場から世相の退廃を風刺・攻撃した警世的な著作は、『極悪漢(ごくあくかん)ユダ』(1695)をはじめ、多数に上る。[高辻知義 2017年11月17日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
367日誕生日大事典 の解説 アブラハム・ア・ザンクタ・クラーラ 生年月日:1644年7月2日ドイツの説教者1709年没 出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報