化学辞典 第2版 「アマドリ転位」の解説
アマドリ転位
アマドリテンイ
Amadori rearrangement
M. Amadori(1925年)により発見された転位反応.アルドース芳香族アミンとのN-グリコシドを希酸で処理すると,対応する2-ケトースの1-デオキシ-1-アリールアミノ誘導体が得られる.この反応は,次のように可逆的に進行すると考えられている.オサゾンの生成機構,リボフラビンの生合成の際のD-リボースの導入に関連があり,重要である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報