改訂新版 世界大百科事典 「アラウシオの戦」の意味・わかりやすい解説
アラウシオの戦 (アラウシオのたたかい)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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[末期,内乱期(前133‐前31)]
海外領支配によるローマ社会そのものの変質と,ローマ軍の弱体化という深刻な問題を解決すべく,グラックス兄弟(兄ティベリウス,弟ガイウス)は相次いで護民官となり(兄は前133,弟は前123),土地の再分配政策を掲げて改革運動を行ったが,いずれも反対派によって殺された。このためローマは,北アフリカではヌミディア王ユグルタとの戦争(前112‐前105)に苦戦し,ゲルマン人のテウトニ族,キンブリ族の侵入の前にも相次いで敗れ(前114,前113),ついに前105年アラウシオの戦でキンブリ軍のために全滅した。名門出身ではない新人のマリウスは将軍となってユグルタを降し,また,貧民から志願兵を徴募するという兵制改革を行ってゲルマン人を敗退させることに成功した(前102,前101)。…
※「アラウシオの戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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