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あらなくに アラナクニ

デジタル大辞泉の解説

あら‐なくに

[連語]《動詞「あり」の未然形+打消しの助動詞「ず」のク語法+格助詞「に」》
ないことだなあ。ないことよ。
「乎布(をふ)の崎漕ぎたもとほりひねもすに見とも飽くべき浦に―」〈・四〇三七〉
ないことなのに。いないのに。
「神風(かむかぜ)の伊勢の国にもあらましをなにしか来けむ君も―」〈・一六三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

あらなくに

( 連語 )
〔「あらなく」は「あらず」のク語法〕
ないことだなあ。 「ひねもすに見とも飽くべき浦に-/万葉集 4037
ないことなのに。ないのに。 「ぬばたまの妹が乾すべく-我が衣手を濡れていかにせむ/万葉集 3712

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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