アラマン人(読み)アラマンじん(英語表記)Alamans

旺文社世界史事典 三訂版 「アラマン人」の解説

アラマン人
アラマンじん
Alamans

ゲルマン人の一部族
ライン川・ドナウ川の上流地方(現スイス地方)を根拠地とし,ローマとしばしば交戦しつつその勢力を保った。496年フランク王クローヴィスに征服され,フランク王国内の部族公領となった。部族法の代表的な法典として知られる『アラマン法典』は,8世紀に編纂 (へんさん) された。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「アラマン人」の解説

アラマン人(アラマンじん)
Alamans

ゲルマン民族中ライン,ドナウ両河上流域で形成された混成部族。3世紀中葉よりローマと接触しつつ,勢力を扶植し,フランク王国下で南ドイツ,北スイスにアラマン公領を形成した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android