最新 地学事典 「アリューシャン弧」の解説
アリューシャンこ
アリューシャン弧
Aleutian arc
東はYukutatブロックが北米大陸に衝突している地域から,アラスカ半島,アリューシャン列島,そしてその西端のKomandorskie諸島を経てカムチャツカ半島東部に至る,全長約4,000kmの島弧。基盤は,東部は大陸地殻,西部は海洋地殻であり,その境界はアラスカ半島の西方のAkutan島あたりである。太平洋プレートの沈み込み方向は東部では垂直,西に向かうにつれて斜め沈み込みとなり,西部では横ずれとなる。地震活動や火山活動が活発であり,アラスカ湾奥のCook inletから東経176度にあるBuldir島までは,完新世の新しい火山が約2,500kmにわたり分布する火山弧となる。これらの中の100近い火山は活発に活動を続けており,20世紀以降でもNovarupta, Spurr, Redout, AugustineやShishaldinなどの火山ではVEI=5に達する大噴火が起こっている。
執筆者:中川 光弘
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

