最新 地学事典 の解説
アルカリかんらんせきげんぶがんマグマ
アルカリ橄欖石玄武岩マグマ
alkali olivine basalt magma
W.Q.Kennedy(1933)は,玄武岩質マグマをソレアイト質とかんらん石玄武岩質との2型に分け,前者の特徴の一つはかんらん石に乏しいことであるとした。しかし,ハワイの玄武岩マグマのなかには,かんらん石に富みながら,かんらん石と輝石の反応関係の存在,アルカリに乏しい,石基にビジョン輝石をもつなど,ソレアイト質の特徴をもつものがあるので,のちにそれをソレアイト質かんらん石玄武岩マグマと名づけた。これに対し,アルカリに富み,かんらん石と輝石との間に反応関係を欠き,アルカリ岩系へと分化する特徴をもつ,Kennedyの定義したかんらん石玄武岩質マグマをアルカリかんらん石玄武岩マグマと名づけて区別するようになった。
執筆者:山崎 正男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

