改訂新版 世界大百科事典 「アルチュス」の意味・わかりやすい解説 アルチュスMaurice Arthus生没年:1862-1945 フランスの生理学者。パリで学び,1907年以来ローザンヌ大学生理学教授となる。彼が1903年に報告した動物実験によって,ウマ血清で前処置されたウサギの皮内にウマ血清を再注射すると,その個所に発赤,腫張,さらには壊死などの病変が生ずることが明らかにされたが,この反応はのちに〈アルチュス反応〉(アレルギー)と名付けられ,アレルギー研究史上にその名が残された。執筆者:秋元 寿恵夫 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by