世界大百科事典(旧版)内のアンチトロンビンIIIの言及
【血液凝固】より
…活性化凝固因子とくにリン脂質との複合体は,網内系細胞によって処理され循環血中から除去される。血漿中には,アンチトロンビンIIIという凝固阻止因子が存在し,トロンビン,活性化IX因子,活性化X因子,活性化XI因子などの活性化凝固因子の活性を中和する。ヘパリンは,アンチトロンIIIのこれら活性化凝固因子を中和する反応を著しく促進することによって,凝固を阻止している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」