アン・チュリアン(その他表記)Ang Choulean

現代外国人名録2016 「アン・チュリアン」の解説

アン・チュリアン
Ang Choulean

職業・肩書
民族学者,クメール研究家 カンボジア王立芸術大学考古学教授

国籍
カンボジア

生年月日
1949年

出生地
コンポン・クレアン

学歴
カンボジア王立芸術大学〔1974年〕卒

学位
民族学博士(フランス社会科学高等研究院)

受賞
福岡アジア文化賞(大賞,第22回)〔2011年〕

経歴
カンボジア王立芸術大学を卒業後、フランス社会科学高等研究院に留学して民族学博士の学位を取得。留学後は内戦中のカンボジアに戻り、文化復興と遺跡の保存修復に尽力。旧王立芸術大学の再開責任者として1990年の再開に努め、同大で教鞭を執る。’92年ユネスコの世界遺産に登録されたアンコール遺跡群を担当するアンコール地域遺跡保存機構(アプサラ機構)遺跡文化局長に就任。主著「クメール民族の民間信仰における超自然の存在」(’86年)はカンボジア民族学に新境地を拓いたとされる。2005年からは“クメール・ルネッサンス”を標榜してクメール語による啓蒙活動に力点を移し、クメール文化と伝統を村人の日常生活の中に位置づけ、民族文化への覚醒を促す。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android