20世紀西洋人名事典 「アントニオサラザール」の解説
アントニオ サラザール
António de Oliveira Salazar
1889.4.28 - 1970.7.27
ポルトガルの政治家。
元・ポルトガル首相。
ビミエイロ生まれ。
貧農の家に生れ、11歳で神学校に入ったが1910年コインブラ大学法学部に入学し、’16年同大学教授に就任した。’26年カルモナ将軍の独裁下でポルトガル国の蔵相に就任し、’28〜40年蔵相に再任、’32〜68年首相となり独裁政治を行う。’32〜44年陸相を兼任した。’33年財政破綻を克服し、イタリア・ファシズムにならった組合国家憲法を制定し、’36〜47年外相を兼任した。主著に「Discoursos e notas politicas」(’35〜44年、3巻)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報