アンドルエロアール県(読み)アンドルエロアール(その他表記)Indre-et-Loire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンドルエロアール県」の意味・わかりやすい解説

アンドルエロアール〔県〕
アンドルエロアール
Indre-et-Loire

フランス中西部,サントル地域 (レジオン) の県。パリ盆地南西部,旧ツーレーヌ州を中心とする県。県都ツール。ロアール川谷底平野 (バルドロアール) と河岸段丘を含む帯状地域は,古くからの堤防,干拓工事によって,集約的な果樹・野菜栽培を主とする農業地帯。有名なロアール・ワインを産するブドウ畑が河岸段丘上に発達し,「黄金の帯」といわれる。これに対しその南北両側は一般に土地が貧しい。県南東部は,クルーズ川流域の粘土ケイ岩質のやせた土壌で,森林も多く,古くからの多角的農業地帯。その北方はアンドル川左岸に広がるサントモール台地。ケイ岩質の基盤が浅く,土壌改良により耕地化されたが,一部に不毛の地も残っている。ロアール川右岸のガティヌ台地も同様に土地が貧しい。アンドルとシェール両川間,県南西部のビエンヌ川流域などは比較的豊かな農業地区。工業は機械,繊維,薬品木工など地方的なものがみられる程度。ロアールの城と総称される壮大な城がたくさんあり,観光業はワインの生産とともに重要。面積 6127km2。人口 52万 9345 (1990) 。

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