20世紀西洋人名事典 「アンリマティス」の解説
アンリ マティス
Henri Matisse
1869.12.31 - 1954.11.3
フランスの画家。
カトー・カンブレジ(北フランス)生まれ。
本名Henri-Emile-Benoit〉 アンリ・エミール・ブノワ〈Matisse マティス。
1887年パリで法律を学び、法科資格試験に合格、サン・カンタンの法律事務所で働くが、1891年画家を志し再びパリへ行き、アカデミー・ジュリアンに在籍する。1892年エコール・デ・ボザールのモローのアトリエに入り、マルケやルオーと知り合う。1896年国民美術協会に初出品し、かなりの成功を収め、1905年サロン・ドートンヌ展に出品し、「野獣主義」と名づけられ、’10年初の個展を開く。フォビズムから出発し、立体派の影響を受け、繊粋な色彩と単純な形態により独自の画風を確立する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報