ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アーリー効果」の意味・わかりやすい解説 アーリー効果アーリーこうかEarly effect p-n接合に逆方向電圧を印加すると空乏層の幅は印加電圧の増加とともに増大する。このような現象はトランジスタのコレクタ・ベース間の接合においてもみられる。通常コレクタ・ベース間は逆方向にバイアスされるので,コレクタ電圧の増加に伴って空乏層が広がり,実効的なベース幅の減少をもたらす。この結果たとえばコレクタ・コンダクタンスはベース幅が減少した分だけ増加する。このように空乏層広がり効果に基づくトランジスタ特性への影響を,提案者の J.アーリーの名にちなんでアーリー効果と呼んでいる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
法則の辞典 「アーリー効果」の解説 アーリー効果【Early effect】 トランジスタにおいてコレクタ電圧が変化すると,コレクタバリアの幅に変化が生じるため,ベースの幅にも変化がみられる現象をいう. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報 Sponserd by