イエゴキブリ(読み)いえごきぶり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イエゴキブリ」の意味・わかりやすい解説

イエゴキブリ
いえごきぶり / 家蜚蠊
[学] Neostylopyga rhombifolia

昆虫ゴキブリ目ゴキブリ科に属する昆虫。雌雄とも前翅(ぜんし)が退化し、後翅はなく、体全体に黄色と黒色斑点(はんてん)をもつゴキブリで、体長は雄20ミリメートル内外、雌25ミリメートル内外である。屋内害虫で、食品を食害し、また汚染する。日本では奄美(あまみ)大島以南にすむ。原産地インドマレーシアである。

[山崎柄根]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android