イギリス歴史学派(読み)イギリスれきしがくは(英語表記)English historical school

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イギリス歴史学派」の意味・わかりやすい解説

イギリス歴史学派
イギリスれきしがくは
English historical school

歴史的アプローチを採るイギリスの経済学者の一学派。 1875年頃から 1920年頃までに活躍した。 J.K.イングラム,J.E.T.ロジャーズ,T.E.クリフ・レズリー,W.カニンガム,A.トインビー,W.J.アシュリーらが代表的存在。ドイツ歴史学派同様,古典新古典派を通じた正統派経済学の抽象性・非現実性・非歴史性を批判し,歴史的・統計的研究を行なった。現実面では J.チェンバレンの関税改革運動と連動し,保護貿易に加担したものが多かった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android