すべて 

イストラチ(読み)いすとらち(その他表記)Panait Istrati

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イストラチ」の意味・わかりやすい解説

イストラチ
いすとらち
Panait Istrati
(1884―1935)

ルーマニアの小説家。ドナウ川下流の港町に生まれ、幼時から貧窮生活を送ったのち、地中海周辺を放浪する。自殺未遂事件をきっかけにフランスの作家ロマン・ロランの知遇を得て、郷里の港町やそこで働く下層階級の人々を題材に、郷土色豊かな作品をフランス語で発表し、「バルカンゴーリキー」の名声を得る。代表作には、『キラ・キラリーナ』(1923)、『アンゲルじいさん』(1924)、『コディン』(1929)などの連作のほか、史実に取材した『スナゴブの女王』(1926)がある。

[直野 敦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

すべて 

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む