知遇(読み)チグウ

デジタル大辞泉 「知遇」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぐう【知遇】

人格能力などを認められて、厚く待遇されること。厚遇値遇。「知遇を得る」
[類語]処遇待遇礼遇優遇厚遇優待歓待扱う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「知遇」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぐう【知遇】

  1. 〘 名詞 〙 人格や能力などを認めた上で、手厚くもてなされること。また、そのもてなし。立派な人物としてあたえられる厚遇。値遇。
    1. [初出の実例]「不疎狂、亦嘗辱師之知遇」(出典:南郭先生文集‐初編(1727)九・与大潮師)
    2. 「博士の知遇(チグウ)を得さへすれば、案外早く文壇に紹介されて」(出典:無名作家の日記(1918)〈菊池寛〉)
    3. [その他の文献]〔南史‐南康愍王曇朗伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「知遇」の読み・字形・画数・意味

【知遇】ちぐう

才知を認められて優遇される。〔晋書、阮裕伝〕(裕)冠にして太宰の掾に辟(め)さる。大將軍王敦、命じてと爲し、甚だ知せらる。

字通「知」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カスハラ

カスタマー(顧客)とハラスメント(嫌がらせ)を組み合わせた造語「カスタマーハラスメント」の略称。顧客や取引先が過剰な要求をしたり、商品やサービスに不当な言いがかりを付けたりする悪質な行為を指す。従業...

カスハラの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android