いすゞベレルPSD10型

日本の自動車技術240選 の解説

いすゞベレルPSD10型

昭和30年代後半の代表的中型車;欧州調の落ち着いたスタイルと共に 尾灯を三角にするなど直線を強調した斬新なデザインで登場した。ガソリ ンエンジンの他にディーゼルエンジンも搭載され、経済性ゆえタクシー等 に数多く使用された。昭和38年4月「昭和37年度日本機械学会賞」を受 賞;日本におけるディーゼル乗用車のパイオニアとして「独創的かつ優秀 な技術製品」と賞された。保存車は、三角尾灯のディーゼル車(PSD10型)を、いすゞ自動車藤沢 工場で保管している。保管場所いすゞ自動車株式会社 藤沢工場 (〒252-8501 藤沢市土棚8)
製作(製造)年1962
製作者(社)いすゞ自動車株式会社
資料の種類量産品
現状保存・非公開
車名いすゞベレル・ディーゼル
モデル名いすゞPSD10型
会社名いすゞ自動車株式会社
製作開始年1962
車種・用途乗用車
実車所在/模型いすゞ自動車・藤沢
スタイルセダン
ドア数4ドア
乗員6名
車両重量1260kg
構造鋼板一体構造
バンパーあり
ステップなし
全長4485mm
全幅1690mm
全高1490mm
タイヤサイズ゙7.00-13
フレーム口型サイドメンバー付モノコック
前軸独立懸架、コイルスプリング
後軸半浮動式、1/2リーフ
軸距2530mm
前トレッドx後トレッド1339×1360mm
車高調整なし
ステアリングボールスクリュー
ダンパー前後筒型複動式
スタビライザー前トーションバー
走行安定装置なし
原動機名DL201型ディーゼルエンジン
冷却/気筒配列水冷/直4
弁機構OHV
内径x行程83×92mm
排気量1991cc
点火系予燃焼室式
最高出力/回転数55PS/3800rpm
最大トルク/回転数12.3kg・m/2200rpm
過給機なし
可変システムなし
燃料タンク容量47L
ハイブリッドシステム形式なし
変速機MT4
駆動方式FR
モード燃費-
参考文献いすゞ自動車50年史、いすゞ技報38、97号、いすゞディーゼル技術50年史
その他事項前照灯:12Vシールドビーム;ワイパー:あり;ウォッシャー:あり;足ブレーキ:油圧全輪内拡式;手ブレーキ:機械式後2輪制動;最終減速:4.100(4.556);最高速度:106(97)km/h;燃料噴射:ボッシュ式列型;

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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