イゼルディンアブエライシュ(その他表記)Izzeldin Abuelaish

現代外国人名録2016 の解説

イゼルディン アブエライシュ
Izzeldin Abuelaish

職業・肩書
産婦人科医 トロント大学准教授

国籍
パレスチナ

生年月日
1955年

専門
不妊治療

学歴
カイロ大学医学部卒

経歴
パレスチナ・ガザ地区のジャバリア難民キャンプで生まれ育つ。奨学金を得てエジプトのカイロ大学医学部を卒業。ロンドン大学産婦人科学研究所で学位を、ハーバード大学で修士号を取得。1997年イスラエル初のパレスチナ人研修医となり、以後イスラエルの病院で不妊治療を専門とする医師としてパレスチナ人・イスラエル人の双方を治療。妻の病死から間もない2009年1月、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃で3人の娘と姪を一度に失う。イスラエルへの報復を誓う代わりに「わたしの娘たちが最後の犠牲者になりますように」とパレスチナ人とイスラエル人の共存を訴え、著書「それでも、私は憎まない―あるガザの医師が払った平和への代償」を執筆。20ケ国語以上に翻訳され、2014年初来日した。のち生き残った5人の子供たちとカナダへ移り住み、トロント大学で准教授を務める一方、亡くなった娘たちをしのび、中東の女子教育振興を目的とした基金を設立した。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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