イタチアナグマ(読み)いたちあなぐま(その他表記)ferret badger

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イタチアナグマ」の意味・わかりやすい解説

イタチアナグマ
いたちあなぐま
ferret badger

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イタチ科イタチアナグマ属に含まれる動物の総称。この属Melogaleの仲間は東南アジアの草原や明るい森林に生息。3種に分けられエバレットイタチアナグマM. everettiボルネオ島に、イタチアナグマM. moschataはインド北東部から中国南部、さらにインドシナにかけてとジャワ島、ボルネオ島に、ビルマイタチアナグマM. personataネパールからインドシナにかけてとジャワ島に分布する。体長35センチメートル前後、尾長15~23センチメートルで、体毛は黒っぽいが、顔は白か黄色、背中にも白ないし赤みを帯びた条がある。昼は巣穴に隠れ、夜行性。雑食で、木登りもする。5、6月に1~3子を産む。飼育されることはほとんどないが、家屋内の害虫ネズミを駆除してくれるので、歓迎する地域もある。

朝日 稔]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む