イツユビトビネズミ(読み)いつゆびとびねずみ(英語表記)five-toed jerboa

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イツユビトビネズミ」の意味・わかりやすい解説

イツユビトビネズミ
いつゆびとびねずみ
five-toed jerboa

哺乳(ほにゅう)綱齧歯(げっし)目トビネズミ科イツユビトビネズミ属に含まれる動物総称。この属Allactagaのネズミは11種で、ユーラシアの乾燥地帯にすむ。頭胴長9~15センチメートル、尾長16~22センチメートル。夜行性で、尾と6~7.5センチメートルの後ろ足を使い、地上を跳躍し走り回る。冬眠することが知られている。

[土屋公幸]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

小学館の図鑑NEO[新版]動物 「イツユビトビネズミ」の解説

イツユビトビネズミ
学名:Allactaga sibirica

種名 / イツユビトビネズミ
科名 / トビネズミ科
解説 / 後ろ足には5本の指があります。なかまには、時速48kmで走った記録をもつものもいます。
体長 / 9~26cm/尾長4.6~9.8cm
体重 / 95~140g
食物 / 主に昆虫
分布 / ユーラシア中央部

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