ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イノモトソウ科」の意味・わかりやすい解説 イノモトソウ科イノモトソウかPteridaceae シダ植物シダ目の1科。世界中に広く分布するが,特に熱帯に多い。イノモトソウ科にはさまざまな分類群が含まれ,中心柱にも管状,網状,原生中心柱とさまざまな型がある。胞子嚢群の形も多様で,葉脈の先端について葉の縁にあるもの,葉の縁が裏に折れ曲り偽包膜でおおわれているもの,偽包膜の裏につくもの,葉脈に沿って長くついて包膜がないもの,胞子嚢が葉の裏全面をおおうものなどがある。広義のイノモトソウ科は約 60属 1500種ほどの大きな科であるが,細分化した場合,狭義のイノモトソウ科のほかにタカワラビ科,コバノイシカグマ科,ホングウシダ科,ホウライシダ科などに分れる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by