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包膜 ほうまくindusium

翻訳|indusium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

包膜
ほうまく
indusium

シダ類の胞子嚢群を保護する膜状の構造で,胞子嚢托または胞子嚢群の付近の表皮系の細胞から生じる。包膜が胞子嚢托に対してつく位置は,胞子嚢托の側方 (チャセンシダ科) ,胞子嚢托の下方 (イワデンダ,ヘゴ) ,胞子嚢托の上部 (オシダ亜科) などがあり,包膜の形は胞子嚢群の形にほぼ一致する。包膜の形やつき方は胞子嚢群と同様に分類の重要な形質とされている。クジャクシダハコネシダなどでは,葉縁が半月形に膜状化して内側に折れ曲って,胞子嚢群をおおい保護している。これはほんとうの意味での包膜ではないので偽包膜といわれる。ワラビは包膜と偽包膜の両方をもつ。狭義のウラボシ科のシダ類は包膜をもたず,胞子嚢群中で胞子嚢に混って長い毛や糸のようなものが胞子嚢群をおおっている。これを側糸という。ノキシノブなどの側糸は先端が笠状になっている。

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大辞林 第三版の解説

ほうまく【包膜】

シダ植物の胞子囊のうをおおう薄い膜。包被。

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世界大百科事典内の包膜の言及

【葉緑体】より

…葉肉細胞に含まれている葉緑体の数は通常数十~数百個程度であるが,1個の細胞に数千個以上の葉緑体が含まれる例や,ただ1個だけ含まれている例も知られている。
[内部構造]
 葉緑体の内部構造は,包膜envelopeとそれに包まれた基質(ストロマstroma)およびストロマ中に含まれる膜系(チラコイドthylakoid。かつてはラメラlamellaと呼んだ),その他の構造体に大別される(図1)。…

※「包膜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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