山川 世界史小辞典 改訂新版 「イピロス専制公国」の解説
イピロス専制公国(イピロスせんせいこうこく)
Despotate of Ipiros
第4回十字軍のコンスタンティノープル占領後にミハイル1世コムニノス・ドゥカスがギリシア北西部とセサリアの一部に建国。セオドロスのときセサロニキを占領して皇帝と称したが,ブルガリアと戦って敗れ,彼の子ヨアニスはニケア皇帝によって専制公に戻された。ギリシア人の専制公は1318年まで続き,その後はイタリアのオルシーニ家が37年まで支配した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報