…しかし予想しなかった事態から公爵の身代りとしてジルダを死に至らせてしまう。 《リゴレット》は,ベルディの26曲のオペラの第16番目の作品であり,つづく《イル・トロバトーレ》《椿姫》とともに彼の中期の三部作とされる。ベルディは,この三つのオペラにおいて,異形とさえいえるほど強烈な個性をもった主人公の内面にひそむ人間的真実を,音楽のもてる限りの力を投じてリアリスティックに表現しようと集中的に試みている。…
※「イルトロバトーレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...