普及版 字通 の解説
14画
(異体字)
20画
[字訓] つつしむ・うれえる・かなしむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(いん)。〔説文〕十下に「むなり」という。は呪具の工の上下に手を加える形。その呪具によって、神聖なものを隠す意。その心情をという。のち隱(隠)、穩(穏)の字を用いる。
[訓義]
1. つつしむ。
2. つつしみ憂える心情をいう。うれえる、かなしむ。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ツツシム・ウレフ
[声系]
〔説文〕に声の字として隱・など五字を収める。穩は〔説文新附〕七上にみえる。
[語系]
・()・隱inは同声。穩unもその系統の語。愛・t、翳yet、また(暗)m、陰imも声近く、語義が通ずる。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報