普及版 字通 「イン・かくす・よる」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] かくす・よる
[説文解字]
[字形] 会意
(ひよう)+工。は上下の手。工は神につかえるときの呪具。祝詞の器をもつは右、呪具の工をもつは左。〔説文〕四下に「依據するなり」とし、隱(隠)の音でよむとしており、隱の初文とみてよい。工を以て神を隠す意。工で神を隠し塞ぐ意の塞は、もと(てん)に従う字である。いまの隠の字は、その最も重要な工を削っている。
[訓義]
1. かくれる。
2. よる、身をよせる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 相依據す
[声系]
・隱はの声義を承ける字である。
[語系]
・・隱in、・鬱iut、iun、また(暗)・闇m、陰imは声義近く、一系の語。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報