インドニシキヘビ(英語表記)Python molurus; Indian python

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インドニシキヘビ」の意味・わかりやすい解説

インドニシキヘビ
Python molurus; Indian python

トカゲ目ニシキヘビ科。体長は 6mに達するといわれるが,4mをこえるものは少い。しかし,アミメニシキヘビに比べると体が太いので,長さの割合に大きく見える。体は黄褐色ないし灰褐色で,角張った暗褐色斑紋が正中線上に並び,体側にも同じ色の斑紋が並んでいる。インドスリランカから東南アジアを経て中国南部まで広く分布し,おもに森林にすみ,木にもよく登る。また,水中へよく入り,長い間もぐったままでいることができる。産卵数には変異が大きいが,一腹で 100個をこえることがあり,母ヘビは卵のまわりにとぐろを巻いて孵化するまで保護する。

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