インドマングース(その他表記)Herpestes edwardsii; Indian mongoose

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インドマングース」の意味・わかりやすい解説

インドマングース
Herpestes edwardsii; Indian mongoose

食肉目ジャコウネコ科。単にマングースとも呼ばれる。体長 45cm内外のイタチに似た動物で,尾も長く,体とほぼ等長。尾はふさふさしていて先が細く,基部のほうが太い。ヘビ類を捕食することで有名で,毒ヘビ防除のため各地に移入されているが,他の生物相に悪い影響を及ぼした例もある。沖縄本島,渡名喜島にもハブ退治のため 1910年に移入された。毒ヘビに対して他の動物より強いが,咬まれれば死んでしまう。動作は敏捷で,ヘビを攻撃するときはすばやく頭に咬みつく。インドイランスリランカなどに分布し,人家付近,耕作地などに生息する。

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世界大百科事典(旧版)内のインドマングースの言及

【マングース】より

…シママングースMungos mungoなどでは,卵などを石に投げつけたりして割る習性も知られている。 マングースが毒ヘビを殺すのは有名だが,なかでもインドマングース(ハイイロマングース)Herpestes edwardsiとインドコブラやハブなどとの闘いは見世物にもなっている。このマングースはヘビの毒に対して免疫をもっているといわれてきたが,決してそうではなく,敏しょうに動いて巧みに毒牙(どくが)を避けているにすぎない。…

※「インドマングース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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