デジタル大辞泉 「ウェルテル効果」の意味・読み・例文・類語 ウェルテル‐こうか〔‐カウクワ〕【ウェルテル効果】 マスメディアによる著名人などの自殺報道の影響で、自殺者が増える現象。名称は、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」に登場する主人公に由来する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「ウェルテル効果」の解説 ウェルテル効果 著名人の自殺が報道されることにより、連鎖的に自殺者が増える現象。名称の「ウェルテル」は、ドイツの詩人・作家であるゲーテの著書『若きウェルテルの悩み』に登場する主人公の名に由来する。同書は1774年の発刊後、ヨーロッパでベストセラーとなり、作中で自殺するウェルテルを真似て自殺者が急増するという社会現象を巻き起こした。アメリカの社会学者デビッド・フィリップスがこれに着目し、1974年に名付け、提唱した。日本でも同効果とみられる若者の自殺が度々起こり、社会問題となっている。 (2020-9-29) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報