ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウカヤリ県」の意味・わかりやすい解説 ウカヤリ〔県〕ウカヤリUcayali ペルー東部の県。県都プカイパ。アマゾン川源流ウカヤリ川上・中流部を占める。 1980年ロレト県南部が分離して成立。かつては孤絶した地域であったが,1945年リマと結ぶ道路が建設されてから急速に人口が増加した。大部分は湿潤な低地で,熱帯雨林気候であるが,最南部はサバナ的気候。農業地域で,バナナ,キャッサバ,トウモロコシ,イネを栽培し,ブタ,ウシを飼育する。ローズウッドはカヤオから輸出される。リマへの道路のほかは水路に頼り,ウカヤリ川流域にプエルトオリエンテ,アタラヤ (遡行上限) などの河港がある。面積 10万 2411km2。人口 23万 6800 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by