ウデヘ語(読み)ウデヘご(その他表記)Udehe language

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウデヘ語」の意味・わかりやすい解説

ウデヘ語
ウデヘご
Udehe language

ウデ語ともいう。ツングース語一つロシアアムールおよびウスリー川右岸の沿海州地方で約 2000人によって話されている。 1931年からローマ字により表記されることになったが,37年頃からロシア文字使用オロチ語に近く,オロチ語の話し手文字言語としても用いられている。

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世界大百科事典(旧版)内のウデヘ語の言及

【ウデヘ族】より

…人口1900(1989)。ロシア人はウデゲイUdegeitsyと呼ぶが,自称はウデヘまたはウデエUdeeで,ツングース諸語の一つであるウデヘ語を話す。かつては,ウスリー川,アムール川の支流域,沿海州の森林地帯で,夏には川漁,冬には狩猟,テン(貂)猟をしながら移動生活をしていた。…

【ツングース諸語】より

…A群:(1)エベン語Even(またはラムート語Lamut),(2)エベンキ語Evenki(狭義のツングース語),(3)ソロン語Solon,(4)ネギダール語Negidal。B群:(5)ウデヘ語Udehe,(6)オロチ語Orochi。C群:(7)ナナイ語Nanai(またはゴリド語Gol’d),(8)オルチャ語Olcha(またはウリチ語Ul’chi),(9)ウイルタ語(オロッコ語)。…

※「ウデヘ語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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