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文字言語 もじげんごwritten language

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

文字言語
もじげんご
written language

文字を媒介とする言葉。書き言葉,書写言語ともいい,文語と同義に使われることもある。文字言語は一般に固定性をもち,時間,空間をこえた伝達力をもつ。また書き言葉自体が一つの文体となって,方言差をこえた文字共通語の役割を果すことも多い。文字言語は場面に頼ることができないので,音声言語そのままの写しではなく,文脈の整合性,表現の完結性が要求される。したがってかなりの推敲が必要で,硬い論理的表現あるいは繊細な文学的表現に適している。「書き言葉」は,文字言語のこのような性質にふさわしい硬い文体的意義特徴をもち,日常会話では普通用いない語彙をさしていうことがある。

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デジタル大辞泉の解説

もじ‐げんご【文字言語】

文字で書かれた言語。書き言葉。

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百科事典マイペディアの解説

文字言語【もじげんご】

書き言葉。文字によって表現・理解する言語。音声言語と違って,言葉自体による表現の完結性が要求される。文字は容易には消滅しないので,伝達の範囲は時間的にも空間的にも拡大される。

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大辞林 第三版の解説

もじげんご【文字言語】

音声言語に対して、文字に表記されている言語。書き言葉。

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世界大百科事典内の文字言語の言及

【言語】より

…したがって,言語は人間の認識やその発展である思考を支え,補助できる力を本来的に有しているのである。
【音声言語と文字言語】
 以上は,いわゆる〈音声言語〉について述べたものだが,このほかに〈文字言語〉を有する社会がある。文字言語は,本質的には,音声言語の補助手段として成立し,音声言語に依拠して存在してきたものであるが,音声言語の方はそのあらわれ(発話)がすぐ消え去ってしまうのに対し,文字言語のあらわれは長く(あるいは永久的に)残るという特色を有するため,人間社会にとって音声言語にはない重要な意味をもっている。…

【言語学】より

…言語学は,人間の言語であるならばどの言語でも研究対象とし,したがって,研究者自身の母語が対象となることもある。人間の言語の第一義的存在が音声言語であることから,言語学はおもに音声言語を対象とするし,また,すべきであるが,文字言語の研究も重要であり,特に過去の言語の研究については文字言語に依拠せざるをえないことが多い。また,一般に言語学と呼ばれている分野には,主として言語そのものを研究する分野(狭義の言語学)と,言語とその他の事象との関係を研究する分野がある。…

【文字】より

…言語を視覚的に表す記号の体系をいう。
【音声言語と文字言語】
 言語行動には,音声を素材とする〈音声言語行動〉と,文字を素材とする〈文字言語行動〉とがある。古くは,両者は十分に区別して考察されることがなかったが,両者の差異がしだいに明らかにされてからは,一般に言語あるいは言語行動という場合には主として音声言語ないしは音声言語行動をさしていうのが普通で,文字を媒介として成立する文字言語(行動)は言語の研究において第二義的な位置が与えられてきた。…

※「文字言語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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