ウパマーナ(その他表記)upamāna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウパマーナ」の意味・わかりやすい解説

ウパマーナ
upamāna

インド哲学用語。比較,比喩量。六派哲学派のニヤーヤ学派では,正しい知識を得るための認識方法の一つとする。たとえば,水牛は牛のようなものであると教えられ,のちに水牛の実物を見てこれが水牛であると知る場合である。詩学においては,比喩 upamāに際しての比較の基準をさす。たとえば「月のような顔」という場合,月はウパマーナである。

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