デジタル大辞泉 「実物」の意味・読み・例文・類語 み‐もの【実物】 園芸や生け花の花材で、主に実を観賞の対象とする草木。花材ではナンテン・センリョウ・サンキライなど。→花物 →葉物[類語]葉物・花卉・野菜・蔬菜・青物・青果・洋菜・果菜・花菜・根菜・葉菜・茎菜・青菜・菜・菜っ葉・若菜・有色野菜・緑黄色野菜 じつ‐ぶつ【実物】 実際のもの。現物。「実物そっくりの模型」[類語]本物・本当・本式・本格・正規・正式・本来 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「実物」の意味・読み・例文・類語 じつ‐ぶつ【実物】 〘 名詞 〙 実際の物。ほんもの。現物。現品。[初出の実例]「給二無利之実物一、充二有利之虚物一、斯乃国司之所二以成一レ事、百姓之所二以均一也」(出典:菅家文草(900頃)九)「一層の事、実物をやめて影丈描くのも一興だらう」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一〇) み‐もの【実物】 〘 名詞 〙 花や葉を観賞するものに対し、果実を見て楽しむことを主とする植物。華道では梅擬(うめもどき)、南天など。→木物・花物。[初出の実例]「鉄線花の花物から、青梅、青柚などの実物(ミモノ)葉物、総(すべ)て夏の色で」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例