実物(読み)みもの

精選版 日本国語大辞典「実物」の解説

み‐もの【実物】

〘名〙 花や葉を観賞するものに対し、果実を見て楽しむことを主とする植物。華道では梅擬(うめもどき)、南天など。→木物花物
※恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉三「鉄線花の花物から、青梅、青柚などの実物(ミモノ)葉物、総(すべ)て夏の色で」

じつ‐ぶつ【実物】

〘名〙 実際の物。ほんもの。現物。現品。
※菅家文草(900頃)九「給無利之実物、充有利之虚物、斯乃国司之所以成一レ事、百姓之所以均也」
※草枕(1906)〈夏目漱石〉一〇「一層の事、実物をやめて影丈描くのも一興だらう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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