ウマイヤドモスク(その他表記)Omayad Mosque

デジタル大辞泉 「ウマイヤドモスク」の意味・読み・例文・類語

ウマイヤド‐モスク(Omayad Mosque)

シリアの首都ダマスカスの旧市街にあるイスラム寺院。元は古代ローマ時代のジュピター神殿があった場所で、4世紀末にローマ皇帝テオドシウス1世教会建造。8世紀初頭、ウマイヤ朝第6代カリフワリード1世モスクに改築した。19世紀末に火災にあったが、その後修復された。内部には洗礼者ヨハネの墓もあり、イスラム教徒だけでなくキリスト教徒にとっても重要な巡礼地として知られる。現存する世界最古のモスクであり、1979年、「古代都市ダマスカス」として世界遺産(文化遺産)に登録された。ウマイヤモスク

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android