ウリジン5′-二リン酸グルコース(読み)ウリジンニリンサングルコース

化学辞典 第2版 の解説

ウリジン5′-二リン酸グルコース
ウリジンニリンサングルコース
uridine 5′-diphosphoglucose

uridin 5′-(trihydrogen diphosphate)-α-D-glucopyransyl ester.C15H24N2O17P2(566.31).略称UDPG.生体内のグルコシル基供与体であり,グリコーゲン合成にも関与する.ガラクトース-1-リン酸グルコース-1-リン酸に異性化するときの補酵素でもある.パン酵母のなかから単離できるが,化学的にも合成されている.λmax 262 nm(ε 1.01×104,pH 7.0).二リチウム塩六水和物は+43.6°(水).同族体にはUDPガラクトースが知られており,また植物界にはアデノシン5′-二リン酸,シチジン5′-二リン酸,グアノシン5′-二リン酸グルコースが存在する.[CAS 133-89-1]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 の解説

ウリジン5'二リン酸グルコース

 ウリジンホスホグルコースUDPグルコースともいう.グリコーゲン合成などの過程で生成する活性型のグルコース.グリコーゲン合成酵素基質となる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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